試作段階で発生した問題について、当社技術部門と溶接機メーカーが協議し、コンデンサ溶接機を用いた溶接における強度の不安定性や外観の悪さといった課題を解決しました。新たに導入したコンデンサ溶接機は、コストは高いものの、コンデンサにゆっくり電気を蓄えた後、瞬時に放電して短時間で大電流を発生させる仕組みを採用しています。この特性により、熱の影響が少なく、製品の歪みが極めて小さく抑えられるため、安定した溶接強度が得られ、品質向上を実現しました。また、溶接面の焼けが少なくなり、外観も改善され、顧客の要求を満たすことができました。現在、この技術は当社内の他の製品加工にも展開されています。