技術提案事例

トライプレスでのロードモニター活用により、量産までのサイクル短縮

トライプレスと量産プレスでは加工条件が同じでも、寸法精度のばらつきが発生し、トライ調整など時間ロスが発生しておりました。ロードモニターを活用し、寸法精度のばらつきを抑え、トライプレスから量産プレスへのサイクル短縮を実現しました

寸法精度のばらつきによるトライ調整で時間ロス

寸法精度のばらつきによるトライ調整で時間ロス
本事例は、製品の試作から量産までのサイクルの短縮を実現した事例です。
ご依頼いただいたのは、自動車業界のお客様で、ロット数が1万個ほどの量産製品でした。
該当の製品は、ラインペーサーで生産を実施しておりました。
ラインペーサーによる量産では、トライプレスでのトライを行い、
その後、量産プレスでのチューニングを行い、製品評価を行う体制となっております。
加工の設定条件同じで、トライ時の出来映えが良くても、実際生産用ラインペーサーで寸法精度のバラつきがあり、
再度トライ調整の時間ロスがかかってしまっておりました。

ロードモニター活用で、トライプレスから量産プレスへのサイクル短縮

ロードモニター活用で、トライプレスから量産プレスへのサイクル短縮
DH設定時の見極め方法の取り決めと試作プレスと量産プレスの相違点の調査をした結果、
加工条件のほかにも製品にかかった負荷の違いがないように、プレス時の負荷を分かるロードモニターを設置することにしました。
トライプレスから量産プレスに変わっても、ストロークエンドブロックとロードモニターを活用することで、寸法精度のばらつきを抑えることが可能になります。
そうすることで、トライプレスから量産プレスまでのサイクル短縮を実現しました。
POINT
「板鍛造・プレス加工技術 .com」を運営する池田製作所では、ロードモニターの活用で、トライプレスでのトライ記録を量産時に展開できる環境がございます。そのため、ラインペーサーによる量産で、試作から量産への生産体制の構築が早期にできるため、トライ費用の削減となり、トータルのコストダウンに繋がります。 ラインペーサーによる量産のコストダウン、品質改善にお困りの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。
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