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搬送技術の応用でL字のラインペーサーレイアウトを実現し、12工程を1ラインで加工

加工工程上ラインペーサーでの生産では、2ラインが必要で、生産コストが多くかかってしまっていたところ、 治具の設計技術、搬送装置の自作で、L字のラインペーサーのレイアウトを実現し、1ラインでの生産を可能にしました。1ラインで生産が可能になったことで生産コストの低減に繋がりました。

ラインペーサーでの加工工程上2ラインが必要でコストがかかってしまう

ラインペーサーでの加工工程上2ラインが必要でコストがかかってしまう
本事例は、加工工程数から2ラインが必要でコストがかさんでいたところ、1ラインでの生産を実現し、コストダウンを実現した事例です。
ご依頼いただいたのは、自動車業界のお客様で、サスペンションブッシュ用のインナーシャフトを生産しておりました。
当インナーシャフトは、パイプ材から加工をしており、ラインペーサーによる生産を検討しておりました。
ただし、ラインペーサーによる加工では、パイプ材の投入機と、2ラインが必要になってしまうことによる工数の増加が課題でした。
生産のラインが2つある事で、生産工数が増し、中間品の置く場所を確保必要等、生産コストが高くなってしまいます。そのため、生産による設備の負荷の調整等、いろいろ工数がかかる為、コストダウンが課題でした。

パイプ投入機と搬送装置の自作による1ライン化を実現

パイプ投入機と搬送装置の自作による1ライン化を実現
そこで、パイプ投入機を自社で作成し、2ライン必要だったラインペーサーを1ラインで対応可能にしました。
先ず、パイプ投入機自作しました。そして、ラインペーサーの設備のレイアウトを、直線でなく、L字の編成にしました。
そうすることで、限られた空間内でも、12工程を1ラインで実現可能にしました。
また、ライン内、製品成形形状に合わせ、製品搬送時のアイドルで90°や180°反転等での生産が可能になるように搬送装置も自社にて製作を行ないました。
耐久性向上の為、トリムカットにも独自成形方法で実行しています。

原料投入機の自作による投資額の減少、工程内製品反転、L型搬送等による生産レイアウトの最適化により、
生産コストの抑えることができました。
POINT
本事例は、当社の一貫製造体制、搬送装置自作による金型・治具設計製作技術、搬送技術があるからできたことです。「板鍛造・プレス加工技術 .com」を運営する池田製作所では、一見難しく思われるコストダウンの要望も、プレス加工における生産技術や搬送装置等の実績の応用から、お応えしてきました。 当社はラインペーサーでの量産プレス加工を得意としており、設計から2次加工まで一貫しているからこその工程レイアウトの設計から製造までのプレス加工技術と、搬送技術を駆使し、複雑形状のラインペーサーによる生産が可能です。 お客様に安心してお取引を頂けるように、検査設備、検査体制等の品質管理も徹底をしております。 プレス加工品のお困りごとならお気軽に当社までご相談ください。
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