技術提案事例

逆絞りと深絞りを組み合わせた製品の真円精度の確保を実現

この製品は、一般的なプレスの絞り加工において、逆絞りと深絞りの過程で板厚の減少が発生します。板厚が減少すると、さまざまな不具合が生じる可能性があります。また、材料の圧延方向によって絞り加工で真円度にばらつきが生じることもあります。そこで当社では、適切なプレス機を使用し、増肉絞り工法という技術を採用することで、板厚の減少を抑えつつ、より高精度の真円度を実現し、量産化に成功しました。

このような逆絞りと深絞りを組み合わせた製品の真円精度の確保は難しい

このような逆絞りと深絞りを組み合わせた製品の真円精度の確保は難しい
板金プレス加工において、逆絞りと深絞りを組み合わせた製品の真円精度の確保は難しい
 製品の品質要求:
  ・内径Φ42の公差レンジ 0.04 (絞り深さの79%以上)
  ・真円度 内径0.02  外径 0.08
  ・他の使用上の品質管理ポイント

適切な設備と精密金型、絞り加工技術により、高精度の真円度の確保を実現

適切な設備と精密金型、絞り加工技術により、高精度の真円度の確保を実現
設備、工法及び品質管理の改善
 精密成型プレス機UL6000の特有の剛性を活用し
 増肉絞り工法の利用
 真円度測定機と三次元測定機で抜取検査
高い精度で量産実現
 真円度規格 内径0.02 外径0.08
 内径規格  Φ42 公差レンジ0.04 ( 絞り深さの79%以上)
  ※実測値 内径0.003~0.013 外径0.014~0.034
       内径Φ42の振れ 0.005~0.016
POINT
適切なプレス機と増肉絞り加工技術により、板厚の減少を抑えつつ、高精度の真円度を確保
板鍛造・プレス加工技術.comとは
  • 保有設備
  • 一貫製造体制
  • お悩み相談窓口
  • 技術提案事例
  • 技術コラム
  • 用語集
  • お問い合わせからの流れ
  • オンライン工場見学
  • 会社ロゴ