当社からは、融着処理から凝着処理への表面処理方法の変更をご提案いたしました。
当初は、寸法変化量を考慮した金型部品も検討を行っていたが、製品形状により変化量も変化して、維持管理することが困難でした。また、メーカーを変更すると、変化量が変わり、部品自体が使えないことも懸念されました。
そこで、表面処理の種類の見直しを検討しました。
凝着処理では、変寸や変形がほとんど発生しません。そのため、融着処理から凝着処理に変更することで、歪みが発生するリスクも低減するので、品質に影響する部分の製品精度の確保でき、不良コスト削減を含めたコストメリットを発揮できます。
融着処理から凝着処理への変更は、表面処理だけ見ると、コストアップですが、トータルな部分で評価すると、品質向上、歩留まりの改善により、コストダウンに繋がります。