現状の工程と寸法の変化について、工程毎の検証を行い、過剰品質を含めて、見直しを行いました。
熱処理の硬さの要求事項が高かったので、品質を維持しながら対応可能な熱処理として窒化処理からレザー焼き入れに変更の提案を行いました。
窒化処理は製品全体の熱処理になり、過剰熱処理ぐらい製品全体に精度に影響がありますが、レーザー焼き入れは製品必要部分的に熱処理する方法なので、全体精度に与える影響が少ないです。そのため、熱処理時の変化量が低減でき、品質的にも維持しやすい工法になります。
生産のリードタイムが短縮されることで、コストダウンに繋がりました。
また、レーザー焼き入れは部分的な焼き入れになるため、寸法変化量が少なく済み、品質向上にも寄与しました。